ティースとは?ティースの概要からモータの鉄心まで解説!
ティースとは、ステータの鉄心にある複数の「歯」のことを指します。
ティースはモータを回転させる上で重要な部品の1つです。また、モータには他にも構成要素がありその1つに「鉄心」があります。
今回はティースの概要とモータとの関係、さらに鉄心の種類まで解説します!
ティースとは
ティースとは、ステータの鉄心にある複数の「歯」のことを指します。
ティースの周りには銅線が巻かれており、この銅線に電流が流れたことで発生する磁界とローターに配置された磁石が反発することでモーターが回転します。
そのため、ティースはモーターを回転させる上で重要な部品となります。
モータを構成する鉄心とは
先ほどの項目でティースはステータの鉄心を構成する部品の1つと述べました。
ステータとはモータを構成する部品の1つであり、モータの回転部分であるローターを回転させるための力発生源となり、モータの固定子と呼ばれます。
このようにモータには「ローター」と「ステータ」がありますが、各々で使用される鉄心も異なります。
①ロータ鉄心
ローターで使用される鉄心のことです。
ロータ鉄心はローターの回転とともに磁束が変化するため積層コアを用います。
また、ロータ鉄心は電磁鋼板を使用して製造されます。
②ステータ鉄心
ステータで使用される鉄心のことです。
ロータ鉄心とは異なり、磁極が直流のため積層構造を用いません。
このようにモータを構成する鉄心1つとっても種類があり、種類に合わせて使用される部品が異なります。
当社の製品事例
製品事例①:モーターコア(φ300×0.2mm)
こちらは、モーターコア(φ300×0.2mm)です。材質はSUS304で、主に車両部品として使われる製品です。
こちらのコアでは、当社が得意とするバリレス精密プレス加工を総抜き金型で行っており、バリを極限まで減らしております。さらに平面度も綺麗に仕上がっている、精密プレス加工品です。
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製品事例②:T字6連結積層モーターコア (ポキポキコア)
こちらは、T字6連結積層モーターコア (ポキポキコア)です。材質は35A400で、主に動力伝導装置向けに使われる製品です。
この積層モーターコアは、順送金型によって金型内でカシメ積層をしております。直角度と並行度は0.05mmの精度が求められるため、精密な金型製造技術が必要となり、バリレス精密プレスを得意とする当社にご相談いただきました。
Tの字単体の積層コアは他の企業様でも製造されていますが、こちらはTの字コアを6個連結した状態で積層してあります。
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特注シム・積層コアなら「特注シム製造センター.com」まで!
今回、ティースの概要からティースが構成要素の一部であるモータの鉄心について解説しました。
今回の記事にある通り、モータを構成する部品は様々であり構成要素の概要と特性を把握した上で部品の選定を行うことが重要です。
当社では積層コアの製造も行っておりますので、モータを構成する積層コア等の部品に関してお悩みの方はぜひお気軽にご相談ください。
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当社では薄くて、シンプルなシムを得意としており、シムの試作も承っております。
多品種の材質、小ロットでのシム製作でお悩みの方は、ぜひ特注シム製造センター.comまでお問い合わせ下さい。
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