プレス加工とは?プレス加工の特徴と種類について
プレス加工とは、金型とプレス加工機を用いて材料を変形させていくことによる加工方法です。また、プレス加工の中にも3つの加工方法がございます。
ここでは、プレス加工の定義から特徴、3つの加工方法についてご説明します。
プレス加工とは
プレス加工とは、金型とプレス加工機を用いて材料を変形させ、目的の形にしていく加工方法のことです。プレス加工で加工される材料は「被加工材」と呼ばれます。
また、プレス加工は塑性加工とも呼ばれ、物質の「一度固定された形が維持される」という特性を利用して、材料に大きな力を加え変形させていきます。
プレス加工は私たちの日常生活で使われる製品で多く用いられており、例えば大型家電等の大きな製品から、ICチップや携帯電話など小さな製品まで幅広く活躍する加工方法です。
プレス加工の種類
プレス加工には3つの加工種類があります。
加工の目的 |
加工の特徴 |
|
せん断加工 | 加工材を切るため | 素材を切り抜いたり、穴を開けていく。
一般的に、その他の加工方法と組み合わせて部品成形を行う。 |
曲げ加工 | 材料を目的の形に
曲げるため |
加工機、金型に合わせて材料を目的の形に変えていく。
加工後の形にはV字、L字、Z字、カール曲げ、ヘミング曲げ等、様々な種類がある。 |
絞り加工 | 被加工材をプレス機の型に
変化させるため |
被加工材に引っ張り力を加え、プレス機の方に被加工材を変化させていく。
被加工材によって引っ張り力は異なり、その都度調整する必要がある。 |
それぞれに加工の目的、特徴があり、自分が実現したい加工後の形、加工の目的に合わせて選択していきます。
また、せん断加工は他の加工方法と組み合わせながら成形していくという特徴があるように、複数の加工方法を組み合わせながら部品成形を進めていくという手法もあります。
当社の製品事例
製品事例①:異形状孔モーターコア(φ110×0.2mm)
こちらは、異形状孔モーターコア(φ110×0.2mm)です。
材質はSUS304で、主に車両部品として使われる製品です。こちらのコアでは、当社が得意とするバリレス精密プレス加工を総抜き金型で行っており、バリを極限まで減らしております。
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製品事例②:ステータコア(φ250×0.2mm)
こちらは、ステータコア(φ250×0.2mm)です。材質は20A1500で、車両向けに使用される製品です。
こちらのステータコアは、サイズがφ250mmと大きめであり、ワイヤーカットで行うと時間的にも費用的にも膨大なコストがかかってしまいます。そのため当社では、試作金型を製作し、プレス加工によって打ち抜きを行い製作いたしました。
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