レゾルバとは?レゾルバの概要から電気自動車との関係まで解説!
レゾルバとは、車などのモーターを制御するための回転角センサーのことです。
レゾルバは他のエンコーダーと比較して耐久性に優れており、より航続距離を長くすることが求められている電気自動車において活躍するセンサーとなります。
今回はレゾルバの概要から、電気自動車との関係性、さらにレゾルバの精度面について解説します!
レゾルバとは
レゾルバとは、車などのモーターを制御するための回転角センサーのことです。
回転角センサーは別名エンコーダーと呼ばれ、機械式、光学式、電磁誘導式など様々な種類がありますが、レゾルバは「電磁誘導式」に当たります。
またレゾルバは他のエンコーダーと比較して耐久性に優れており、より航続距離を長くすることが求められている電気自動車において活躍するセンサーとなります。
電気自動車とレゾルバ
レゾルバが電気自動車において活躍するのは、モーターの効率的な制御を行うことができるためです。
電気自動車は電気モーターを駆動力として走ります。現状、電気自動車の航続距離はガソリン車と比較して短く、電気自動車の普及に伴い航続距離も長くすることが求められています。
航続距離を長くするために必要なことは、モーターの効率的な運用です。車が走行する上で重要なモーターを効率的に制御することは、総合的な電力消費の効率化につながります。
そこで、モーターの効率的な制御を行うことができるレゾルバが活躍します。
レゾルバは車のモーター軸にある誘導コイルと固定コイルの間で発生する磁界変化をもとに角度の検出を行い、正確な回転速度の把握をします。
その結果、効率的なモーターの駆動につなげることができます。
レゾルバの精度
前述の通り、レゾルバは車の駆動のために重要なモーターを制御し効率的な走行を助ける部品です。
そのためレゾルバには高い精度が求められます。
高い精度を実現するためには、レゾルバの巻き線(銅線)が均一に巻かれていることが重要となります。巻き線が均一に巻かれていることで、レゾルバの特性が安定します。
また、電気自動車など耐環境性が求められる製品で使用されるレゾルバには高い精度に加えて耐久性があることも重要となります。
当社の製品事例
製品事例:レゾルバ(回転角センサー)
こちらは、レゾルバ(回転角センサー)です。材質は35A400で、主に動力伝導装置向けに使われる製品で、積層コアに分類される製品です。
こちらのレゾルバは、電磁鋼板をあらかじめ積層接着した後に、ワイヤーカットによる加工を行っています。当社の積層コアにおける積層接着技術は、独自のノウハウが詰まった高精度積層接着が可能であり、お客様からも多くの評価をいただいている技術の1つです。
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今回、レゾルバの概要から精度まで解説しました。
レゾルバはモーターコアと合わせてモーターにとって重要な部品となりますので、モーターコアやその他部品についてご不明点、お悩みがある方はぜひお気軽にご相談ください。
また、特注シム製造センター.comでは「シム」の製造・加工を行っております。
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