電気自動車の発展とモーターコアについて
電気自動車とは、モーター(電動機)を動力源とした自動車のことです。
一般的にEV(Electric Vehicle)という略称が用いられます。
電気自動車にはモーターが重要となるため、モーターコアの需要も高まっていきます。
今回は、電気自動車の発展の背景と必要部品を解説し、モーターの需要の高まりを説明していきます。
電気自動車(EV)とは?
電気自動車とは、モーター(電動機)を動力源とした自動車のことです。一般的にEV(Electric Vehicle)という略称が用いられます。
また、電気自動車は「電池式電気自動車」と「架線式電気自動車」の2つに大きく分けられます。
■電池式電気自動車:車載電池から電力を得る
■架線式電気自動車:走行中、電力を外部から供給する
電池式電気自動車は軽自動車や普通乗用車で、架線式電気自動車は大型車で注目されています。
従来のガソリン自動車とは異なり、電気自動車は、ためた電気でモーターを動かすという仕組みを持つことから「車の電動化」とも言われており、近年国内外で注目される自動車となっています。
電気自動車が注目されている背景
電気自動車(自動車の電子化)が本格的に始まった背景は1970年代の以下の出来事が挙げられます
①米国で制定「大気浄化法改正法」
1975年までに既存の自動車ガスを1/10に削減するという趣旨の法が米国にて制定された
②2度にわたるオイルショック
自動車の燃費向上に対する考えが高まった契機となる出来事
また、①については、SDGsの内容にもある「地球温暖化対策」として電気自動車は注目されています。
ガソリン自動車で排出されていたCO2や排気ガスを出さない電気自動車は、大気汚染の防止にもつながることから地球温暖化対策としても関心を集めています。
現在はEUを中心に電気自動車の普及が加速しており、日本国内でも需要が高まりつつあります。
ガソリン自動車から電気自動車へシフトすると使用される部品にも変化が起こります。
では、具体的にどのような部品の変化が起こるのか、次より説明します。
電気自動車(EV)で必要となる部品とは?
ガソリン自動車と電気自動車の使用部品で大きく異なる部分は「エンジンからモーターへの変化」です。
■ガソリン自動車
・動力源:エンジン
・主要部品:クラッチ、マフラー、燃料タンク 等
■電気自動車
・動力源:モーター
・主要部品:バッテリー、インバーター、モーター
従来の自動車でエンジンが重要であったように、エンジンに取って代わる「モーター」は電気自動車で非常に重要となる部品です。
モーターは電気エネルギー変換によって自動車を駆動させる「発電機」のような役割を担います。そのためモーターが無ければ自動車を動かすことができません。
現在需要が高まり、今後もさらに加速することが予想される電気自動車の発展に伴い、モーターの需要・発展も高まり、より質の高いモーターが必要となってきます。
当社の製品事例
製品事例①:モーターコア(φ300×0.2mm)
こちらは、モーターコア(φ300×0.2mm)です。材質はSUS304で、主に車両部品として使われる製品です。
こちらのコアでは、当社が得意とするバリレス精密プレス加工を総抜き金型で行っており、バリを極限まで減らしております。さらに平面度も綺麗に仕上がっている、精密プレス加工品です。
>>事例詳細はこちら
製品事例②:異形状孔モーターコア(φ110×0.2mm)
こちらは、異形状孔モーターコア(φ110×0.2mm)です。
材質はSUS304で、主に車両部品として使われる製品です。こちらのコアでは、当社が得意とするバリレス精密プレス加工を総抜き金型で行っており、バリを極限まで減らしております。
>>事例詳細はこちら
特注シム・積層コアなら「特注シム製造センター.com」まで!
今回は電気自動車の発展に伴うモーターの重要性を述べました。
特注シム製造センター.comを運営する株式会社飯島精機では、積層コアの製造も多く行っています。
コアについてお悩みの方はぜひお気軽にご相談ください。
また、特注シム製造センター.comでは「シム」の製造・加工を行っております。
当社では薄くて、シンプルなシムを得意としており、シムの試作も承っております。
多品種の材質、小ロットでのシム製作でお悩みの方は、ぜひ特注シム製造センター.comまでお問い合わせ下さい。
>>当社の技術提案事例はこちら
>>ご相談・お問い合わせはこちら