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技術コラム

電磁鋼板の切り売り・切り板加工のポイント|飯島精機による電磁鋼板の試作加工ガイド

電磁鋼板の調達で、「1枚だけ欲しいが商社に断られた」「試作開発なのに納期が数ヶ月先と言われた」と頭を抱えていませんか?EVモーター等の開発競争が加速する中、材料手配の遅れはプロジェクト全体の致命傷になりかねません。

本記事では、電磁鋼板の切り売り・切り板加工における重要ポイントを徹底解説します。希少な電磁鋼板の極薄材を自社在庫し、1枚からの注文を最短1週間で実現する、特注シム製造センター.com独自の供給体制を詳しくご紹介いたします。


電磁鋼板とは?

電磁鋼板切り板_

電磁鋼板(シリコンスチール)は、電気エネルギーと磁気エネルギーの変換効率を最大化するために設計された、現代の産業において「魔法の材料」とも呼べる極めて重要な機能材料です。鉄にシリコン(ケイ素)を添加することで電気抵抗を高め、エネルギー損失である「鉄損(コアロス)」を劇的に低減させた鋼板を指します。

主な用途は、電気自動車(EV)の駆動モーター、発電機、変圧器(トランス)などの鉄心(コア)材料です。近年ではカーボンニュートラルの潮流により、機器の効率向上が至上命題となっており、電磁鋼板の性能向上が製品競争力に直結する時代となっています。

電磁鋼板には大きく分けて、磁化特性が全方向に均一な「無方向性電磁鋼板」と、特定の方向にのみ優れた磁気特性を持つ「方向性電磁鋼板」の2種類が存在します。しかし、これらはいずれも製造難易度が高く、大手製鉄メーカー(ミル)による受注生産や大口ロットでの流通が基本です。そのため、材料の硬さ(脆さ)や応力に対する磁気特性の敏感さから、一般的な鋼材とは比較にならないほど「扱いが難しい材料」として知られています。

試作開発においては、この高度な特性を維持したまま、いかに必要な形状へ「歪みなく」切り出すかが、シミュレーション通りの性能を引き出す鍵となります。

>>電磁鋼板とは?電磁鋼板の定義から特性・種類までご紹介

>>モーターコアで電磁鋼板を積層する理由とは?


電磁鋼板の切り売り・試作加工とは

電磁鋼板の「切り売り・試作加工」とは、一般的には大口ロット(コイル単位)でしか流通しない電磁鋼板を、研究開発や試作に必要な分量だけ、指定のサイズに切り出して提供するサービスを指します。製造現場や設計部門において、新しいモーターの設計検証や磁気シールドの性能評価を行う際、数トン単位のコイル材は必要ありません。むしろ、「300mm角が5枚」「A4サイズで10枚」といった極小ボリュームのニーズが圧倒的です。

しかし、電磁鋼板の流通構造は極めて閉鎖的です。製鉄メーカーから商社、そして大規模なプレス加工メーカーへと流れる商流の中では、1枚単位の注文は手間とコストが見合わないため、門前払いされるケースが少なくありません。


試作現場が直面する電磁鋼板調達の課題と解決のポイント

電気機器の高効率化が求められる現代の設計現場において、電磁鋼板の調達はエンジニアにとって最大のボトルネックの一つとなっています。特にEVモーターの開発や高周波トランスの試作においては、0.1mmや0.2mmといった極薄材へのニーズが急増しています。しかし、これらの特殊材を「必要な時に、必要な量だけ」確保しようとすると、複数の高い壁が立ちはだかります。

電磁鋼板の調達における最大の課題は、流通ロットと納期です。材料メーカーや材料商社の多くは、量産メーカー等の大口顧客を優先するため、試作用の数枚から数十枚といった小口注文は後回しにされるか、あるいは在庫なしとして断られるのが一般的です。運良く注文が通ったとしても、手元に届くまでに数ヶ月を要することも珍しくありません。

こらの課題を解決するには、単なる商社機能だけでなく、在庫を自社で抱え、かつ電磁鋼板の特性を熟知した加工技術を併せ持つパートナーを選ぶ必要があります。


当社だからこそ可能な電磁鋼板の切り売り・切り板加工

電磁鋼板切り板_

特注シム製造センター.comを運営する飯島精機が、多くの研究開発現場から選ばれている最大の理由は、商流の隙間に落ちてしまいがちな電磁鋼板の切り売り・切り板加工によるサービスで「極小ロット・超短納期」のニーズを完璧にカバーしている点にあります。

まず、材料の確保において圧倒的な優位性を持っています。一般的には入手が極めて困難な電磁鋼板をはじめ、0.2mm、0.35mmといった主要な厚みの無方向性電磁鋼板、さらには特定の磁気特性を必要とする方向性電磁鋼板まで、自社で一定量を在庫しています。これにより、材料商社に発注して数週間待つというタイムロスを軽減し、スピード感のある加工対応を実現しています。

加工面においては、精密シャーリング加工にて対応しております。当社では、物理的な切断であるシャーリングを用いることで、熱影響を最小限に抑えた切り出しを可能にしています。バリや歪みを極限まで抑えた仕上がりは、そのまま積層してモーターコアの試作にも使用いただけます。

また、1枚からの切り売りという柔軟性は、大手加工メーカーには真似できない当社のアイデンティティです。試作品の仕様変更が頻繁に起こる開発初期段階において、必要な時に1週間という短納期で材料が届く体制は、エンジニアの皆様の試行錯誤を止めることがありません。


比較項目 一般的な材料商社・材料メーカー 飯島精機(特注シム製造センター)
対応最小ロット コイル単位または大口定尺 1枚からの切り売り・加工に対応
標準納期 数週間~数ヶ月(在庫状況による) 最短1週間(自社在庫活用時)
0.1mm極薄材 取り扱いなし、または取り寄せ不可 調達可能
加工 対応無し、または少量は不可 精密シャーリング加工
提案力 規格品の提供のみ 試験片製作や積層ブロック化の相談可

 

電磁鋼板の切り売り・切り板加工 事例

電磁鋼板切り板_

特注シム製造センター.com(飯島精機)に寄せられるご依頼は、単なる材料調達に留まらず、その先の「開発スピードの向上」や「性能評価の精度アップ」を目的としたものが大半です。ここでは、実際に当社が解決した代表的な活用事例をご紹介します。

電磁鋼板切り板_

直近でご相談があったのは、「磁気シールド材」としての切り板提供です。精密電子機器や医療機器の周辺で、不要な磁界を遮断するためのシールド板として、電磁鋼板を特定のサイズ(例:500×500mm)に加工して納品するケースです。高度な磁気シールド技術を要する案件においても、当社の「定尺からの自由な切り出し」と「小口対応」が、設計変更への柔軟な対応を可能にしています。


 

モーターコアブロックの製品事例

製品事例①:モーターコアブロック 10mm厚

 

モーターコアブロック 10mm厚

>>詳細はこちら

 

製品事例②:モーターコアブロック 40mm厚

 

モーターコアブロック 40mm厚

>>詳細はこちら

 

電磁鋼板の切り売り・切り板加工なら特注シム製造センター.comにお任せ

電磁鋼板の調達において、「商社に断られた」「納期が数ヶ月先と言われた」「試作用の極薄材が見つからない」といった課題は、今や研究開発の現場では日常茶飯事となっています。しかし、次世代の技術開発において、材料手配の遅れはプロジェクト全体の致命傷になりかねません。特注シム製造センター.comは、そのようなエンジニアの皆様の「今すぐ欲しい」に、在庫・技術・スピードのすべてでお応えします。

当社の最大の強みは、0.1mm、0.2mm、0.35mmといった、市場での流通が極めて限定的な極薄電磁鋼板を自社在庫として保有している点にあり、多くの国内メーカー様や公的研究機関様から高い評価をいただいております。材料商社を経由しないダイレクトな対応により、見積回答から納品までを最短ルートで結び、プロジェクトのリードタイム短縮に大きく貢献します。

また、単に「切る」だけではない付加価値も提供しています。長年のシム製造で培った精密加工技術により、電磁鋼板特有の脆さや歪みへの敏感さを考慮した、ストレスの極めて少ないシャーリング加工を実現しています。これにより、加工後の磁気特性の劣化を最小限に抑えることが可能となります。サイズについても、定尺材(914×1829mmなど)からの切り出しはもちろん、お客様の要望に合わせた特殊寸法への対応も柔軟に承ります。

電磁鋼板の切り売り、切り板加工、そしてモーターコアブロックや積層モーターコアの試作に関することなら、丸ごとお問い合わせください。当社スタッフが、貴社の技術開発を材料調達の側面から強力にバックアップいたします。

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