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よくある質問

Q:電磁鋼板と珪素鋼板の違いはなんですか?

電磁鋼板と珪素鋼板は、呼び方は異なりますが同様の鋼板を意味します。

珪素鋼板は、炭素をほぼ含まない軟鋼に、珪素(ケイ素:Si)を数%加えた鋼板です。珪素を加える量を多くすればするほど、磁気ひずみが小さくなり、結晶の磁気異方性も抑えられ、さら電気抵抗が大きくなります。この結果、鉄損を低減させるというメリットがあり、6.5%ケイ素鋼(スーパーコア)という高周波領域で最適な珪素鋼板もあります。

一方で珪素量が多くなればなるほど、飽和磁束密度が小さくなるというデメリットもあります。そのため一般的な珪素鋼板は、珪素含有率が3%程度となります。

圧延時の条件によって、方向性珪素鋼板、無方向性珪素鋼板と2種類ありますが、当社で製造するようなモーターコア・積層コアの場合は、方向によって透磁率が変化しない無方向性珪素鋼板が多く採用されています。一方で方向性珪素鋼板は、主に変圧器向けの積層鉄心コアに用いられています。

 

電磁鋼板は、定義としては「電気エネルギーと磁気エネルギーの変換効率が高い鋼板」となりますが、一般的に鉄に珪素を加えた珪素鋼板が多くなるため、現在では電磁鋼板≒珪素鋼板となっています。そのため、珪素を含まない電磁鋼板もありますので、その点は注意が必要です。

 

電磁鋼板は、発電機、電動機、変圧器、モーターなどの積層鉄心に多く用いられています。そして当社では、様々な特注積層コアの試作・量産製造を行っております。大手自動車メーカー様やTier1メーカー様からも非常に多くのお問い合わせをいただいておりますので、積層コアの試作でお困りの方は、まずはお早めに一度お問い合わせをいただければと思います。

特に接着積層に関してはご好評をいただいています。どこよりも丁寧で高精度な接着積層コアのご提供をいたします。積層コアでお悩みの方は、特注シム製造センター.comまでご連絡ください。

 

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