複数回のワイヤーカット加工による面粗度の向上
こちらは、複数回のワイヤーカット加工による面粗度の向上を実現した技術提案事例です。
特注シムの高精度な加工を実現したいが、1回のワイヤーカット加工だと面粗度が低下してしまう
お客様からは高精度な特注シムのご依頼をいただきました。最初は従来通り１回のワイヤーカット加工を行いましたが、ある部分の加工断面の面粗度がご要望頂いていた基準には至らず、さらに高精度なワイヤーカット加工をする必要がございました。
ワイヤーカット加工を複数回行うことで、面粗度の向上を実現！
そこで当社では、面粗度が要求される断面に対しては、ワイヤーカット加工を複数回行うようにプログラムの変更をいたしました。ワイヤーカット加工を複数回行うことで面粗度は向上するため、高精度な面粗度が必要な部分にあわせて、それぞれ条件を変えることで、高精度なワイヤーカット加工品をご提供することができました。
複数回のワイヤーカット加工による面粗度向上は、ワイヤーカットのノウハウの中では一般的なものです。しかし、材質や厚さ、加工機メーカー等によって最適な加工回数や条件は異なります。そのような細かい条件設定を見つけることが、ワイヤーカット加工で高精度な面粗度を得る上では重要なポイントとなります。
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